暮らしの中で感じるあれこれをつづるブログ

暮らしのかみつきハム

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お薬、それも薬。

メンタルがヘラった頃の私。

 

当時の私には、家庭の問題や職場環境、いろいろなものが幾重にものしかかっていました。
デザイナーとして激務の中で、ストレスフルな毎日。
どんなに頑張っても「若い、女、専門卒」だから認められようのない自分。
それなのに「女」に付け込んでくる年上の異性の上司。
女でいる限り、女であるお飾りの自分とアクセサリーとして連れ歩かれて女を求められて浪費される。
そんな中で心のバランスを崩すまで、そう時間はかかりませんでした。
メンタルの不調を感じ、クリニックに通院をはじめたのは20代を半ばに差し掛かるころ。

初めて出たお薬から崩れゆくわたし
よくある処方でした。
SSRI+安定剤、睡眠導入剤の三点セット。
近しい人の中に、悪い意味で通ぶるアフォがいて「アッパーとダウナーだな!」とドヤっていました。
その頃の私は何をするにも気力が起きず、デザインが創作が絵がなにも創れなくなっていました。
正直、薬も副作用以外の効用は一切なく強烈な眠気で日中の仕事がままならなくなっていきました。
それでも、つらさから抜け出すには薬を飲んでいればいいと思って信じていました。
副作用を打ち消すために服薬するーー。
その頃は考えもしませんでしたが、これが最初の依存でした。

眠気は次第にひどくなり、特発性過眠症の発症へと向かっていきました。


クリニックで眠気を訴えたわたし

眠気で仕事ができない、眠ったら起きられないと症状を訴えた私に処方されたのが
リタリン」です。

http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1179009.html

あまりいい噂のない薬でしたから(当時は2chメンヘラ板住人)
服薬に抵抗がありました。

だけど、服薬と同時にものすごい集中力と気力が沸き上がってきてそのころの私がどこかに置き去りにしていた積極性を取り戻せたのです。

たったの1錠、それは魔法のようでした。
でも、それって全部前借です。

 

1錠を守った強固な意志

メンタルがヘラッている人にはあり得ない強固な意志を持つと複数名の医師から医師から評価された私の「用法、用量は医師の指示に従って守りましょう」は今も健在。

そして、その1錠と別離するきっかけは結婚でした。
(その結婚も私に幸福をもたらしたわけではないことは、ほかの記事を見ていただければ明白ですが。)

ここでは詳しくは書きません。

 

覚せい剤はスランプから救い出してくれた、と思えた

「服薬と同時にものすごい集中力と気力が沸き上がってきてそのころの私がどこかに置き去りにしていた積極性を取り戻せたのです。」

これが、もし自分が世の中に知られたアーティストで期待や評価に追い立てられてメモ前にある「作らなきゃいけないモノ」がスランプで作れなかったら

その時に、甘言をささやく誰かがいたら。

覚せい剤を使えばクリアできた何かがあったとしたら…

 

音楽、絵画、ゲーム、広告、WEB、クリエイティブというと幅はとても広いです。
そして私自身も含め、たくさんの人が従事しています。
ピンキリですが、それで身を立てている人が大勢います。

そして、その人たちの心は大抵とても繊細です。
常人の想像もつかないささやかな風にも乱されるようなメンタリティの人間が本当に多いです。

ここ最近の覚せい剤問題でいえば、
ピエール瀧がそうかよと思う人も多いかと思います。

でも、彼の深淵を卓球ですら見えていなかったのかもしれません。
人が思うよりずっと繊細な方だと思います。

そして槇原敬之さん、彼はプライベートのことで悩みがあった時期だと思います。
そもそもこの人の歌詞もメロディラインも、繊細の見本のようです。

 

自分が高名な人とおなじだとは思わない。
だけどメンタルがヘラっていたあの時期にデザインを続けることができたのは、もしかしたらリタリンでブーストできていたからかもしれない。

作り続けること、学び続けること、上を目指し続けること
自分で選んだ自分の好きなことであってもとても苦しくて息切れすることはあります。
何も浮かばない、手が動かない、どうして自分はこんなんじゃなかったはずーー

苦しい時に、ブースターが目の前にあったら人はどうするのでしょうか。

 

薬物はだめです、人生壊します。
過ぎたお酒も、ゲームも、依存は自分を破壊します。

それは大前提として、わかっています。
ただ、心のどこかでそこに救いを求めてしまう弱さもクスリの持つあの恐怖さえ感じる自分以上の自分を引き出すナニかも知っているから

そこに落ちた人で、どうしても共感してしまう相手がいます。

 

肯定ではないし、必要悪ともいわない

リタリン、今はナルコレプシーにも使われなくなっているそうですね。
モディオダールは副作用があまりにひどく、コンサータは処方範囲がとても狭いそうです。(ナルコ患者に聞きました)

何年か前に、ツイッターで「メチルフェニデートを飲んで勉強するとめっちゃはかどる」的なツイートを見かけました。

それをRTしたなんでも自分の話にしたいマンが

「あんなん飲んだら寝ちゃうじゃん!」と書いていました。

 

いや、めっちゃ覚醒するよ。
常用していると切れるときにものすごい揺り戻しで眠くなるから、半分に割って迎えリタリンをすることで眠気を抑えることができます!

威張れませんけど、こんなクソ知識。

知ったかぶりする人は怖い。
ついでにリタリンなんか服用していた人間なんて、メンタルヘラヘラへらってそのころの記憶がところどころ落っこちて消えてるような奴だ。
私がそうだから。

(今、苦しんできた線維筋痛症もこの時期の後遺症からきているのかなと思う。
それを選んできてしまったのは私だから悲劇のヒロインだとは思わない。)

 

瀧とマッキーには同情します、が
ASKAとかのりぴーとかその他キメセクの人とか快楽のため使用した感むんむんの人には一切同情できません。
無理、ほんと無理。

 

ここにとどまらないために

リタリンを服用していたから、知らなくていいことをちょっと知ることができた。
それは怖いものを怖いと思うために、私のようなうかつで人を簡単に近づけては不用意に攻撃を受ける人間に必要なことだと思います。

 

あの頃のわたしは本当にメンタルヘラっていたので、リタリンの瓶(ネットで買った)にラムネ詰めていたし、メンタルのお薬を飲まなくなった後もリタリンを詰めて所有していました。

それを全部棄てて、そこからもいろいろなコトと向き合って進んで
「お気持ちの薬(笑)」を服薬しないところにたどり着きました。

苦しいところにとどまり続けても苦しいのは終わらない。

自分の環境と考え方を変えなければ、どこまで行ってもだれも自分を愛してはくれないし苦しさが終わることもない。
少しだけでも自分に自信を持つこと、仕事でもなんでも。
それはSNSとかじゃないほうがいいと思う。

 

私は線維筋痛症寛解が、自身と自分の努力を肯定する結果につながった。
自律神経系の病気なおすのは自分。

「若い、女、専門卒」であることをほぼ失って、はじめて仕事だけで評価してもらえるようになった。
それでも、男性の何倍も頑張らないと「女」だからと言われてしまう。

自分の心をつぶしてしまったデザインからすこし距離をおくためにディレクターのポジションへ進んだ。

私は最適解を「才能」にこだわらずに済む程度の能力しか持っていなかったので、自分の肩書が変わることが怖くなかった。
そこは悲しくも恵まれていたのだと思う。

 

作り続けることは本当に苦しい、人の評価で自分の能力へのジャッジが上下する。

追い詰められたときに甘言をささやかれたら?

 

評価と覚せい剤、カタチが見えないクリエイティブの評価基準
そして覚せい剤という加速装置。
人の弱さにつけこむナニかがそこにはあって、それを進めるモノがいる。
一般人はそこの距離が芸能人よりちょっと遠いだけ。

やばめのぎりぎり精神状態の人なんて、周りを見渡せばいくらでもいる。
メンタルの薬は一般人にとっての覚せい剤や麻薬の役割を果たすもの。
合法なら問われない?
問われないから医師は患者を薬漬けにして良い?

そんなことはないはずなのに。
個人経営のクリニックはいつもメンタルのお薬にどっぷり漬かった患者だらけだ。